こんにちは!matuです。
パソコンの作業効率を格段にアップするサブディスプレイは仕事をする上で必須なアイテム。中でも、最近注目をされているのが小型で持ち運びが可能なモバイルモニターです。
そして、今回紹介するのがUSB Type-C Power Deliveryに対応したGeChicのモバイルモニター「On-Lap M152H」です。
USB PD対応により最大45Wの給電を可能とし、自宅のデスクに設置しておけばACアダプタを持ち帰ることなく仕事用のノートPCへの充電も可能とマルチな環境で作業が行えます。
また、外で仕事をしたいシーンでも一般的なモバイルモニターとしてのワークスタイル使用や携帯ゲーム機との接続などアクティブに利用したい方にはうってつけのアイテムです。
そんなOn-Lap M152Hを本記事では、一カ月使ってみたことについて詳しく紹介していきます。この記事を読んでモバイルモニター選びの参考にしていただけると幸いです。
On-Lap M152Hの特徴
15インチサイズのモバイルモニターとしてな非常に珍しいUSB PD対応したOn-Lap M152H。
USB PDは最大45Wの給電に対応し多様なデバイスとの連携が可能
スマートフォンや携帯ゲーム機を充電しながら画面に拡大表示可能
USB Type-C & HDMI-A入力ができる汎用性の高さ
三辺スリムベゼル+最薄部7mmのスマートなボディ
設置角度を無段階で調節できるクイックリリーススタンド付き
最大45WのUSB PDに対応し最新のiPhone15との連携、ケーブル一本でノートPCへの給電を行いながら画面の拡大表示をできるのが特徴です。
ACアダプタとケーブル一本持ち歩けば済むので荷物がかさばりません。
また、携帯ゲーム機を充電しながら画面を拡大表示可能と多様なデバイスと連携できるのもこの商品の特徴です。
価格は税込で40,000円台で、デジタル映像入力、内蔵ステレオスピーカーを備えている。これさえあれば、室内外のどこで作業やゲームができる便利なモニターモニターとなっています。
製品仕様
On-Lap M152Hの製品仕様は以下の通りです。
メーカー名 | GeChic (ゲシック ) |
商品名 | On-Lap M152H |
販売元 | ティクウインド |
画面サイズ | 15.6インチ |
パネル種別 | ADSDS |
最大解像度 | 1920×1080(フルHD) |
最大表示色数 | 1620万色 |
輝度(最大値) | 300 cd/㎡ |
コントラスト(標準値) | 700:1 |
視野角 | 170°/170° |
応答速度 | 15ms |
リフレッシュレート | 60Hz |
電源仕様 | 20V-0.5A、5V-2.0A |
デジタル映像入力(映像入力 ) | USB Type-C(DP Alt Mode) HDMI (※HDMI-Aコネクタ、HDMI CEC対応) |
ホスト入力 | USB-A 端子(USB2.0、最大5V-1.0A) |
音声出力 | 3.5mmヘッドホン端子 |
内蔵スピーカー | 最大2W ステレオスピーカー |
その他機能 | ブルーライト低減、HDR機能 |
本体重量 | 768g |
本体サイズ | 358×238×21mm (最薄部厚さ7mm) |
販売価格 | 税込39,800円 |
製品保証 | お買い上げ日より1年間 |
On-Lap M152Hのデザインと同梱品
パッケージは開閉式の外箱を採用。上部に「GeChic (ゲシック )」のロゴが描かれ、裏面には仕様や製品の注意書きが描かれ側面に、保証元など情報が記載されています。
気になる中身を開封してみましょう。
- モニター本体
- クイックリリーススタンド
- HDMI-A ビデオケーブル(1.0m)
- USB Type-C ケーブル(1.0m)
- USB A to USB-C 電源ケーブル (1.0m)
- 20V (最大65W)PD電源アダプター
- 保護スリーブ
- ユーザーマニュアル
デザイン
持ち運び用のスリーブ(ソフトケース)は、ネイビーカラーで内装はパソコン表面にやさしい柔らかい起毛素材となっています。
スリーブ(ソフトケース)に収納するとこんな感じです。(付属のケーブル類は収納不可なので別途に収納が必要です。)
ケースはモニターに対しぴったりな設計。収納時はゆっくり押しながら収納するのがポイントです。クイックリリーススタンド は上向きであれば収納が可能です。
本体は、わずか7 mmの厚みのあるベゼル設計。15インチのモバイルモニターとしては薄い類に入りるサイズ感です。
外観はブラックで統一され傷は目立ちますが手垢など汚れは目立ちにくい加工となっています。
背面には、ボタン一つでの取り外しが可能なスタンドの取り付けアダプタを配置。付属のクイックリリーススタンドを上下自在に接続することができます。
背面にクイックリリース式のスタンドを取り付けるとこんな感じです。角度は、0~70°の範囲での調整が可能で、スタンドは上下の向き変更が可能です。
背面右側のインターフェイスは、左からHDMI、USB type C端子(PD)、USB type C端子(入力)、ら3.5mmオーディオジャック(出力)の順に並び右面側にUSB端子 USB-A(側面)があります。
USB端子はマウスやキーボードなど外部機器を接続することができます。
左側面は、各種操作ボタンがあり、音量調整、映像調節など細かな設定ができます。ちなみに、各操作は以下の通りとなります。
- メニュー/セレクトボタン:OSDメニューの呼び出し、OSDメニュー時は決定
- +ボタン:音量アップ、OSDメニュー時は前または左に進む
- ーボタン:音量ダウン、OSDメニュー時は次または右に進む
本体の重さは約774gとモバイルモニターの中では最軽量クラスと言っても過言でありません。A4ファイルと同じサイズ感で軽く、外へ持ち出すにも気になることがありません。
On-Lap M152Hの使い方
On-Lap M152Hは、USB Type-CポートまたはHDMIポートのどちらの映像入力に対応。お使いのデバイスとモニターを接続して利用するには2つの方法があります。
①USB Type-Cポート(PD)に接続する
付属のUSB Type-Cケーブルをディスプレイ背面のUSB-Cポート(PD)とパソコンのUSB Type-Cポートへ接続して映像を出力させます。(Type-Cポート時は電源アダプタは不要です。)
ノートパソコンやスマホでの利用はバッテリーが消費が激しく、5V 2Aアダプターへの利用がおすすめです。
②HDMIポートに接続する
USB Type-C未対応のモニターは、付属のHDMIケーブルを使用してディスプレイと接続します。必要であれば5V 2Aアダプターも利用してください。
On-Lap M152Hレビュー
ここからは、On-Lap M152Hを実際に使ってみたことについて紹介していきます。
大画面ディスプレイの使用感
モニタにIPSパネルと同等の表示性能を持つADSパネルを採用したOn-Lap M152H。
性能の違いはほとんどなく、MacBookに接続してみた直後の映像は綺麗の一言。
最大解像度1920×1080(フルHD)にも対応しているとあって、映画、YouTube、ネット閲覧をしてもスムーズでストレスなく視聴できます。
強いて言うなら視聴時間による耐久性が不安であり、リフレッシュレートの記載がないのが気になるところ。
標準にしても60hz仕様はあると想定してもFPSゲームなどは荒くかくつくこともあるので物足りない感じは否めないですが、会議や資料作成などデスクワーク、ネット閲覧など軽い作業にピッタリなモバイルディスプレイです。
画質に拘らなければゲームも十分に楽しめる画質です!
省スペースでもデュアルモニターが可能!
厚さ7mm、重さ768gとモバイルモニターとしては軽量なモデルのM152Hは、A4サイズで持ち運びやすい。
屋内なら、ノートパソコンのスペースに加え幅500mm、横400mmがあればM152Hを置いてデュアルモニターとして活用することができます。
パソコンの横のみならず、オプションのスタンドを利用すれば縦の配置はも可能と多様性は十分。屋外でも二人掛けのテーブルサイズで、問題なく配置することができるコンパクトさがあります。
用途に合わせて利用できるのは便利ですね!
充電しながら動画視聴や作業ができる
On-Lap M152HのUSB Type-Cポートには45W PD急速充電機能を搭載しているためゲームのみならず、ノートPCやタブレット、スマホ、MacBookとの接続が可能です。
また、一部のスマホのみとなりますが画面の拡大表示が可能で、動画をはじめとするコンテンツを楽しみながら、スマホの充電を行うこともできるのも嬉しいポイント。
公式では、対応スマホはApple iPhone 15、HTC U22、Samsung Notes7となっています。
残念ながらモバイルバッテリーから電源を取ることはできませんが、電源さえあればどこでも大画面表示できてしまう使い勝手のよさがあります。
また、本体の重量は約774gと軽く片手で持ち運べる大きさ(A4サイズ)で、ビジネスバックなどに入れてもかさばらないちょうど良いサイズ感。今では、外出時のお供として大いに活躍してくれるアイテムとなってくれています。
大画面でNintend Switchも遊べる
On-Lap M152Hは、動画視聴や作業だけに限らず、ケーブル1本で充電ドックがなくてもNintendo SwitchをTVモードで遊ぶことができます。
接続には、付属ケーブルとPD電源アダプターを使うだけで利用が可能。わざわざ買い足す必要はありません。
いつでもデバイスを充電しながら100%の状況で遊ぶことが可能で、作業の合間や旅行や出張など様々なシーンで楽しむことができます。
利便性や有用性が高く旅行先や帰省先で作業の息抜きに重宝するアイテムになり得るディスプレイです。
ステレオスピーカー付きディスプレイ
モニター下部の左右には最大出力2Wの内蔵ステレオスピーカーを備えています。(右側1W・左側1W)
音楽、ゲーム、映画など動画視聴はもちろん、オンライン会議などのビジネスシーンでもクリアで臨場感のあるサウンドを体感でき、外付けスピーカーの用意やPCと接続する手間をかける必要がないのが嬉しいポイントです。
試しに、YouTubeやAmazonプライムビデオで動画を視聴してみましたが音質はそこそこでノートパソコンに付属しているスピーカーと同等の品質といった印象です。
音量を上げればあげるほど割れた音声となり聴きづらくなるので、TVと同じ感覚での利用は難しいと言えます。あくまで、携帯が主旨であり十分な音質のモバイルディスプレイと言えます。
薄型モニターでも重低音はしっかり体感できます。
オプションでさらに使い勝手が向上!
On-Lap M152Hは、標準のクイックリリーススタンド以外にM1S4スタンド(別売り)を使うことで、外付けモニターをノートPCの上部に設置することが可能になります。
上下に配置することで、視線が高くなり首や肩を丸めてディスプレイとにらめっこする必要がなくなります。
また、自然に首や肩が伸びて正しい姿勢が保てると同時に、ご自身の使用習慣に合わせてモニターを調節することで、長時間の仕事でもストレスフリーでこなせるようなになりさらに使い勝手が向上します。
そのほかに、VESAスタンドやウォールマウントに対応し、モニターアームに設置できるM161Hもあります。
モバイルディスプレイとして用途はかわりますが、M1S4スタンドより自由度がありオフィス、家庭、展示会、カウンター、機械室などでマルチスクリーン構成も可能です。
標準スタンドでも使い勝手がよく、オプションスタンドでさらに使い勝手がよくなる。作業効率を向上させたい方に是非試してもらいたい商品です。
モニターアームに取り付けれる専用ブラケットはこちら!
目線に合った角度で作業できる専用スタンドはこちら!
On-Lap M152Hの気になる点
ここでは、On-Lap M152Hを使ってわかった気になる点について紹介していきます。
- 内蔵スピーカーは高音質ではない
- リモコンがあればより使い勝手が良い
- ACアダプタは分離式ではない
内蔵スピーカーは高音質ではない
先にもお伝えしましたが、On-Lap M152Hは最大出力2Wの内蔵ステレオスピーカー付きです。
音質は左右それぞれ1Wずつとなるので、臨調感は若干感じられるも高音質なレベルのスピーカーではありません。
音量を上げればホワイトノイズが気になるほどで、音量レベルを100とした場合、50くらいで視聴するのが丁度良い感じです。
映画やゲームを大音量で利用したいと思っている方は残念ですが、ゲーミングモニターや高価な外付けスピーカーと比べると余り期待しない方が良いでしょう。
もし、モニターを使って高品質な音声を楽しみたい方は3.5mmオーディオジャック(出力)にスピーカーを接続して、音声の質を上げてみることをおすすめします。
ACアダプタは分離式ではない
USB Type-Cポートに45WのPD急速充電機能を搭載と便利なモバイルディスプレイではありますが、ACアダプタが分離式ではないところが気になるところ。
コンパクトにまとめることができないので、カバンなどへの収納時にかさばるのに抵抗がある方にはマイナスと言えます。
と言うのも、同メーカーの を使用中でこちらはアダプタとケーブルが分離式の仕様。
アダプタ、ケーブルがコンパクトでカバンに収めやすく使い勝手が良いく断線など長期的な面でもプラス要素が多数あります。
その点、一体型のアダプタであるため断線や破損してしまうとモニターが使用できなくなるおそれがあり故障率は高く、使い勝手が良いとは言えません。
コンパクトに持ち歩きたい方で、長期的な面を意識するのであれば、収納時の扱いに注意が必要です。
On-Lap M161Hと比較してみる
ここでは、2023年発売に発売された同社のOn-Lap M161HとOn-Lap M152Hを比較した結果をお伝えします。
メーカー名 | GeChic (ゲシック ) | GeChic (ゲシック ) |
商品名 | On-Lap M161H | On-Lap M152H |
画面サイズ | 16.1インチ | 15.6インチ |
パネル種別 | AASまたはADSDS | ADSDS |
最大解像度 | 1920×1080(フルHD) | 1920×1080(フルHD) |
最大表示色数 | 1677万色 | 1620万色 |
輝度(最大値) | 270 cd/㎡ | 300 cd/㎡ |
コントラスト(標準値) | 1,000:1 | 700:1 |
視野角 | 170° | 170°/170° |
応答速度 | 15ms | 15ms |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
音声出力 | ヘッドホン端子(3.5mm) | ヘッドホン端子(3.5mm) |
内蔵スピーカー | ー | 最大2W ステレオスピーカー |
「On-Lap M161H」とは、パネル、解像度、表示式色数、視野角、応答速度などの仕様がほぼ同じであり映像を見比べる限り違いを感じることはありませんでした。
大きな違いと言うと、On-Lap M161Hはスピーカージャックはありますがスピーカーが内蔵されていないところと、下部にケーブルを通すことができるデザインの違いにあります。
価格もそれほど変わらず、似たような商品を検討するならばスピーカーが必要かどうかや画面サイズで選ぶのいがよく。筆者のようにゲームも執筆作業もする方はOn-Lap M152Hがおすすめです。
ここで比較しているOn-Lap M161Hは過去の記事で紹介しています。興味のある方はこちらも合わせてお読みください。
On-Lap M152Hのよくある質問
ここでは、On-Lap M152Hによせられるよくある質問についてまとめてみましたのでご紹介していきます。
On-Lap M152Hレビューまとめ
この記事は、「GeChic On-Lap M152Hレビュー|USB PD対応!持ち運びに便利なスピーカー付きモバイルモニタ」について書いてきました。
On-Lap M152Hをまとめると!
On-Lap M152Hの特徴
- USB PDは最大45Wの給電に対応し多様なデバイスとの連携が可能
- スマートフォンや携帯ゲーム機を充電しながら画面に拡大表示可能
- USB Type-C & HDMI-A入力ができる汎用性の高さ
- 三辺スリムベゼル+最薄部7mmのスマートなボディ
- 設置角度を無段階で調節できるクイックリリーススタンド付き
On-Lap M152Hメリット・デメリット
液晶にLEDバックライト技術と を採用した映像に優れ、ワークアウトに限らず映画鑑賞、YouTube、ゲームなど様々な用途での利用が可能。
インターフェイスにHDMI、USB type C端子(PD)、USB type C端子(入力)、3.5mmオーディオジャック(出力)、USB端子 USB-A(側面)も備えて価格は4万円以下と機能性と携帯性にも優れている。
出張や旅行の多い方はもちろん、狭い室内でデュアルモニターを利用したい方におすすめなモバイルディスプレイを是非手にとって試してみることをおすすめします。
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