- スマホやパソコンなど複数のデバイスに同時接続したい
- イヤホンがほしいけどどれを選んだら良いかわからない
- 人の声や周囲の音を消して読書や作業に集中したい
このような悩みを解決する商品を紹介いたします。
こんにちは!これまでイヤホンを20個以上レビューしているmatuです。
最近、自宅で読書や作業していると周囲の音や人の声が気になることが多くて、集中できるイヤホンがないかと探しはじめましたところ、SOUNDPEATSのAir4 Proに出会い。読書と作業に没頭できる環境を手にすることができ、毎日の作業に欠かせないアイテムになりました。
騒音を打ち消すアクティブ・ノイズキャンセリング、低音よりなフラットな音質はストレスを感じず心地よい音楽を届けてくれるAir4 Pro。
街中でも音楽を楽しみたい、臨場感や低音域を楽しみたい方にピッタリなイヤホンです。
そこで、本記事ではSOUNDPEATS Air4 Proを2週間ほど使ってわかったことについて詳しく紹介していきます。
- 音切れを最小限に抑えるロスレス対応
- 切り替えが容易なマルチポイント対応
- 低音好きにピッタリなドライバー搭載
- 脱着後に自動で再生を停止してくれる
- ANCの効果は完全ではない
- 急速・ワイヤレス充電に非対応
- 音量によっては外部に漏れる
この記事を読んで、イヤホン選びの参考にしてくださいね!
SOUNDPEATS Air4 Proの概要
10月に発売されたSOUNDPEATSの新型ワイヤレスイヤホンAir4 Pro。アダプティブANC機能、CVCノイズキャンセリングに対応した性能は、クリアで質の良い音声と音質を体感することができます。
また、マルチポイント、装着検出機能、風切り音低減にも対応。音楽再生時や通話時の操作を自動で行ってくれるなど使い勝手のよい機能も搭載しています。
その他、ロスレスコーデック「aptX Lossless」は対応機器のみとなりますが、低遅延ゲームモードなどにも対応。専用アプリを使えば好みの音質に変えれらるだけではなく、視聴の幅が広がる楽しさもあります。
価格は8,000円台とやや高めな設定ではありますが一万円以上のワイヤレスイヤホンに匹敵するほどの性能を備えたイヤホンはコスパに優れると言っても過言なではない。はじめての方でも満足のいくワイヤレスイヤホンです。
- イヤホン単体で最大8時間連続再生
- ケース込みで最大32時間再生
- 低遅延ゲームモード対応
- CDレベルの音質「aptX Lossless」対応
- ハイブリッドANCを搭載
- 外音取り込み機能
- IPX5の防水対応
- タッチセンサー操作
- アプリでカスタマイズ可能
製品仕様
アダプティブANC機能、CVCノイズキャンセリングに対応したコスパイヤホンAir4 Proの製品仕様は以下の通りです。
メーカー | SOUNDPEATS |
モデル | Air4 Pro |
タイプ | カナル型 |
カラー | ブラック/ホワイト |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 |
Bluetoothチップ | QCC3071 |
接続 | 無線 |
対応コーデック | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC |
連続再生(イヤホン) | イヤホン:6.5時間 ケース本体:26時間 |
充電時間 | イヤホン:1.5時間 ケース本体:2時間 |
防水規格 | IPX4 |
充電端子 | USB-C |
操作方法 | タッチ |
ノイキャン | Adaptive ANC、通話ノイズリダクション |
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
イヤホンの重さ | イヤホン:3g ケース本体:36g |
サイズ | 64×24.2×48.3mm |
重量 | ケース(イヤホン含む):約48g イヤホン(片側):約4g |
その他 | マルチポイント、装着検出機能、風ノイズ低減、ゲームモード、aptx Voice |
発売時期 | 2023年5月 |
参考価格 | 8,480円 |
aptX Lossless(ロスレスコーデック)は、aptX Adaptiveの拡張機能で、安定した無線環境下であれば自動的に最大44.1kHz/16bit(約1.1~1.2Mbps)のCD音質でロスレス伝送を行うことが可能なBluetooth用の独自オーディオコーデックです。
環境に適応しながら変えることができるのが特徴です。
SOUNDPEATS Air4 Proの開封とデザイン
ここからは、SOUNDPEATS Air4 Proの同梱品とデザインを紹介していきます。
パッケージ・付属品
まずは、SOUNDPEATS Air4 Proの付属品から見ていきましょう。
パッケージはシンプルなデザイン。裏面や側面に仕様や簡単な注意書きがされています。
付属品は、本体以外に下記のものが付属されています。
Air4 Pro本体
充電ケース
イヤピース(S.M.L)
USBケーブル
ユーザガイド
取扱説明書
イヤピースは、本体にMサイズが装着済み。USBケーブルはTYPE-Cto TYPE-Cで充電器はないため、別に準備する必要があります。
デザイン
充電器本体の外観は、ブラックで高級感のあるデザイン。ツルツルした肌触りが特徴的です。カラーはブラックとホワイトの2カラーがラインナップされています。
裏面のゴールドカラーで飾らせた開閉部はメーカーロゴが印字。ワンポイントでおしゃれ感があります。
表面には、充電や開閉を表示するためのLEDがあり底には充電のためのUSB-C端子が備えられています。
USBケーブルは TYPE-Cが付属。充電アダプタがあればすぐに充電させることができます。開封時にはMサイズのイヤピースが装置され、他のサイズは袋に収納されています。
イヤホン本体はカナル型でラメ加工がされたプラスチック素材を採用。所々にピンクゴールドが装飾されています。
イヤホン側面にはロゴ部分にタッチセンサーを配置。左右それぞれ操作方法が異なります。上部にはノイズキャンセリング用のマイクが左右どちらにも配置されています。
内側にはL/Rの識別子と下部に充電するための磁気があります。ノズルは、メッシュではなくホール状で小型のデザインでピンクゴールド加工がされています。
イヤホン本体の重量は9g、充電器本体の重量は41gの重さ。総重量は50gはワイヤレスイヤホンの中でも軽い類に入る重さです。
ポケットに入れても気にならない重さです。
SOUNDPEATS Air4 Pro実機レビュー
ここではSOUNDPEATS Air4 Proを使ってみて分かったことについて詳しく紹介していきます。
Air4 Proの音質
音質はSOUNDPEATSさんらしい、低音から高音までバランスのよいサウンドが鳴ります。
全方向に広がっていく低音指向が強いですが、ドンシャリ感はなくクリアで透明感のあるイヤホンと言った印象です。
また、うるさすぎず低音が苦手な人でも聴きやすい程よいサウンドを響かせてくれます。
aptx対応のスマホでの視聴では、音の厚みがまったく違い。ボーカルの声だけではなく、ドラムやピアノなどの楽器の音も解像度が非常に高く臨調感がある。
音質によってここまで差が出るのかと感じられるほど、音質にこだわりたい方は、aptx対応の音楽プレイヤーやスマホでの視聴がおすすめ。
総じて8.000円台で、かなり良い音質でありどんな曲も楽しく聴けるイヤホンと言えます。
低音 |
中音 |
高音 |
Air4 Proの装着感
カナル型イヤピースの装置感は、自然な感じで耳にフィットし痛みや痒みを感じない装置感を与えてくれます。
閑静な場所で視聴してみると、スマホの音量を中以上にすると少なからず音漏れる程度であり遮音性はそれなりにある印象を受けます。
音量の大きさによって、周りに音が伝わることがある繁華街や交通機関など賑やかな場所でも十分な遮音性があると言えます。
一方、装置時に周りを遮断されるデジタル耳栓の感じはなく、周囲の音は聞こえてきます。
ただ、再生や通話を開始すると周囲の音が軽減されていく不思議な感覚を受け、イヤホンの構造と内部機能で制御する感じは好みが分かれる造りです。
とはいえ、耳への負担は少ないイヤホンであるのはたしかで、長時間の利用で集中したい方にピッタリな装着感のイヤホンであるのは間違いありません。
カナル型の痛みや痒みを感じる方は一度試してみる価値があると言えるイヤホンです。
Air4 Proの遅延
Bluetooth 5.2に対応した本機は、音飛びや接続切れ、音の遅延などを感じさせないほど安定しています。
また、コーデックにaptX LosslessとQualcommのBluetoothチップを採用した音質は、CD本来の原曲かと思うくらい高音質。
ハイレゾ相当の高音質を楽しめる「aptX Adaptive」に対応し、音質と通信品質の両方を兼ね備え再生中の音途切れに強く低遅延であるのはこのイヤホンの強みと言って良いでしょう。
aptX Adaptiveは状況に応じてビットレートを変動できるのが強み。SBCやAACよりも高音質なため、より音質を求めたい方なら試す価値のあるコーデック仕様のイヤホンです。
SBC・・・・・ほぼ全ての機器に対応。標準的な音質。やや遅延気味。
AAC・・・・・主にiPhoneに対応。SBCよりも高音質で低遅延。
aptX・・・・・主にAndroidに対応。AACよりも高音質で低遅延。
Air4 Proのノイズキャンセリング
Air4 Proは、アクティブノイズキャンセリング機能にアダプティブ・ノイズキャンセリングを加えた完全ワイヤレスイヤホンです。
ANCの進化形とも言われるアダプティブ・ノイズキャンセリングは、ユーザーがどのようなイヤホンを装着しているかにより、パフォーマンスを最適化し常にワイヤレスイヤホンの快適性や音質を向上させる技術。
通常のANCなら装置すれば周囲の騒音を打ち消してれるものが、Air4 Proは全く違います。効き始めのは、装置またはノイズキャンセリグ調節から約10〜30秒くらいしてからと遅れがあります。
そのため装着後は、イヤピース、周囲の環境(騒音レベル)によって軽減の仕方が変わり、はじめにいた場所では周りの音が聞こえなかったのに、場所を変えると音が入ってくる。
それからしばらくするとまた音が遮断されるなんとも言えない切り替えの仕方に衝撃を受けたほどです。機能に慣れていない方は、ノイズキャンセリングの効果はされていないと疑問に感じるところですが、待てばしっかりとANCの効き具合を周囲の状況にあわせて自動で調整をしてくれています。
付属のイヤピースでは効果を感じられない方もいるとネットで報告がされていました。
例えば、屋外なら電車内のアナウンスや走行な聞こえるけど人の声などは入ってこない。屋内なら1m先のTVの音をしっかり遮断され、作業に集中できるほどの効果です。
もし、付属のイヤピースでは効果を感じられない方は、種類が多く、耳に合えばより効果を感じられる市販のイヤピースを試してみるのもありです。
再生環境で大化けするノイズキャンセリング機能です。
Air4 Proの通話品質
通話ノイズリダクションを搭載した本機は、音楽再生がメインであるので期待はしていませんでした。
しかし、通話を試して風切り音や周囲の騒音をクリアに相手へ伝えてくれる音質技術に期待を裏切られ素晴らしいの一言。
ノイズも拾わず騒がしい環境や風の音がある場所でも気兼ねなく通話を楽しむことができました。通話相手に不快な思いをさせることがない品質の高い通話を行えると言えます。
正直、8,000円台のイヤホンとは言えない性能を備えていると言って過言ではなく、音質や音声を重視したい方にピッタリなイヤホンです。
通話をたまにしたい方でも十分な品質の通話ができます。
マルチポイント接続に対応
デスクワークをしている方なら使ってみたい機能とも言ってもいいマルチポイント接続に対応したイヤホンです。
1つのBluetooth機器と複数の親機を同時接続できるようになる機能は、デバイスそれぞれとペアリングをしておけば、Bluetooth画面から切り替えをおすることなく、スッと接続先の機器へ自動で切り替えてくれる便利な機能です。
例えば、スマートフォン端末で音楽を聴いてる時に、パソコンでリモートの通話をはじめるなどよくある場面でも改めてペアリングをする必要がありません。
どちらの機器に着信があった場合でもスムーズに対話することができます。
ただし、マルチポイント接続後は再生状態が継続していることがあり前の機器の音が流れ続けることがあります。通話をはじめる際は、音声が停止してから利用するといいでしょう。
SOUNDPEATSアプリに対応
専用アプリを使用することでAir4 Proの力を最大限に引き出し、自分好みにカスタマイズすることができます。
例えば、低域の強い部分を少し下げたい、中音を強調させたい場合、「イコライザー(EQ)」をカスタマイズすることで自分好みの音質に合わせることができます。
実際に触ってみると、高音域を下げてることで、ナチュラルな空気感を演出できるようになりました。
SOUNDPEATS Air4 Proの気になる点
ここでは、Air4 Proを実際に使ってみた気になる点について紹介していきます。
ANCの低減効果は微妙
カナル型イヤホンを装置するだけでも十分な遮音性があり、これだけでもそのままでも10~15dB程の騒音を打ち消すといわれています。
しかし、Air4 Proをはじめて使ってみた感想は周囲の雑音が低減してくれてはいるが、近距離の音は耳への防げない印象です。
例えば、半径1m以内での会話やTVの音ははっきり聞こえないまでも微かに何を話しているのかわかることができます。
音量を中(10段階中5)以上に上げれば気にならなくはなりますが、それでは耳への負担が増えてしまいます。付属のイヤピースでは合わない方は、より遮音性が高いシリコンか低反発のモノに変えることがおすすめといえます。
ワイヤレス充電はできない
個人的な感覚になってしまいますが、スマートに充電できるのがメリットのワイヤレス充電機能を備えて欲しかったです。
あれば、充電周りをスッキリさせることができ、余分なケ−ブルを省くことができる。また忙しい時にサッと充電でして利用することができるなど使い勝手がよりよくなります。
とはいえ、8,000円台で十分すぎる機能を備えているますし、バッテリー持ち時間は最大20時間も利用が可能です。
あると便利な機能なのは間違いですが、必要かと言えばそこまででないのが事実。もしも、時が経って望むようになったら、ワイヤレス充電付きのイヤホンを選びたいと思います。
もし、この記事を読んでいる方でワイヤレス充電付きのイヤホンを欲しい方は下記のイヤホンを参考にしてみてくださいね!
ワイヤレス充電付きのイヤホンは時短につながり急いでいるときは大変便利です。
SOUNDPEATS Capsule3 Proと比較
ここでは、手持ちの中でお気に入りのイヤホン「Capsule3 Pro」と比較していきます。SOUNDPEATS製のイヤホンの購入で迷ってる方は参考にしてくださいね!
まずは、互いのスペックから見てていきます。
モデル | Capsule3 Pro | Air4 Pro |
価格 | ¥8,480 (税込) | ¥8,480 (税込) |
イヤホンタイプ | カナル型インイヤー | カナル型 |
Bluetoothバージョン | 5.2 | 5.2 |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC |
ドライバー | 12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
充電時間 | 1時間 | 2時間 |
最大再生時間 | ケース併用時:約52時間 イヤホン単体:約8時間 | ケース併用時:約26時間 イヤホン単体:約6.5時間 |
本体寸法 | 50.07×67.31×25.9mm | 12.7 x 8.3 x 3.9 cm |
重量 | ケース(イヤホン含む):約48g イヤホン(片側):約5g | ケース(イヤホン含む):約36g イヤホン(片側):約3g |
機能 | ハイレゾ、アクティブノイズキャンセリング、外音取り込みモード、専用アプリ対応 | マルチポイント、装着検出機能、風ノイズ低減、ゲームモード、aptx Voice |
スペック上での違いは再生時間はCapsule3 Proが上であり、マルチポイント、装着検出機能など機能面は、Air4 Proの方が充実し使い勝手が良いと言えます。
次に、使用感の違いを見ていきます。
モデル | Capsule3 Pro | Air4 Pro |
音質 | ||
操作感 | ||
装着感 | ||
再生時間 |
音質はどちらも透明感のある自然なサウンドを聴くことができます。臨調感やノイズ除去をみるとAir4 Proの方が優れている印象を受けました。
次に装着感ですが、こちらはどちらも同じ構造とイヤピースを使用していることもあって、痒さや痛みなどは感じられませんでした。
最後に操作性はAir4 Proの方が扱いやすかったと言えます。同社から約1年前に発売されたCapsule3 Proと比べデザインや重さの変化は少ないですが音質など機能面はかなり向上していることがわかりました。
今まで、Capsule3 Proをよく使ってましたがこれからはAir4 Proを使う頻度が増えそうです。
この記事で比較したCapsule3 Proの詳しいスペックや使用感などをレビューした記事はこちらをお読みください。
SOUNDPEATS Air4 Proによくある質問
ここでは、SOUNDPEATS Air4 Proについてのよくある質問をまとめてみましての紹介していきます。
SOUNDPEATS Air4 Proレビューまとめ
この記事は、「SOUNDPEATS Air4 Proレビュー|1万円以下で高音質!コスパに優れた完全ワイヤレスイヤホン」について書いてきました。
SOUNDPEATS Air4 Proをまとめると
SOUNDPEATS Air4 Proの特徴
- イヤホン単体で最大8時間連続再生
- ケース込みで最大32時間再生
- 低遅延ゲームモード対応
- CDレベルの音質「aptX Lossless」対応
- ハイブリッドANCを搭載
- 外音取り込み機能
- IPX5の防水対応
- タッチセンサー操作
- アプリでカスタマイズ可能
メリット・デメリット
8,000円台の中では弱点を感じさせない完成度の高いワイヤレスイヤホンです。高級イヤホンに匹敵する能力を誇ると言っても良いくらいです。
同社のCapsule3 Proや他社のイヤホンをみても、おすすめできそうなイヤホンは少なく、ANC+高品質な音質を楽しみたい方はぜひ一度チェックしてくださいね!
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