こんにちは!これまでイヤホンを20個以上レビューしているmatu(@matu1983zz)です。
最近のイヤホンの進化は凄まじく、一万円以下のイヤホンでも高品質なモノが多数ありますが、その数の多さにどれを選んだ良いのか探しきれない人は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、1万円以下でノイズキャンセリング、同時接続のマルチポイントを搭載したコスパに優れたTranyaの最新ワイヤレスイヤホン「 Nove Lite」です。
クリアでノイズを感じることなのない音質が特徴ではじめてイヤホンを使ってみたい方やリモートワークでアクティブに利用したいかたにぴったりなイヤホンとなっています。
そんなTranya「 Nove Lite」を本記事では実際に使ってわかったことについて詳しく紹介していきます。この記事を読んでワイヤレスイヤホン探しの参考にしてくださいね!
Tranya Nove Liteについて
今回紹介するのTranya Nove Liteは、深セン発のオーディオメーカーTranyaの完全ワイヤレスイヤホンです。メーカーの中でも下位モデルに位置し、上位モデルには「Tranya Nova」がラインナップされています。
製品の特徴は以下の通りで、6,000円台でほぼ全ての機能を搭載しています
- 最大40dBのハイブリッドアクティブノイズキャンセリング
- 外音取り込みモード・マルチポイント機能搭載
- 12mmダイナミックドライバ搭載
- 生活防水レベルのIPX5に対応
- EQ対応の専用アプリ「Tranya Audio」でカスタマイズが可能
- ワイヤレス充電と最大32 時間の音声再生が可能
- 38ms(0.04s)まで減らす低遅延ゲームモード
上位モデル「Tranya Nova」と比較すると機能面は変わらず音声品質に違いがある。いわば廉価版のイヤホンと言えます。
メーカー | TRANYA | TRANYA |
モデル | Nova | Nove Lite |
タイプ | カナル型 | カナル型 |
カラー | ブラック | スターライト |
素材 | プラスチック | プラスチック |
ドライバー | 12mm径ダイナミック | 12mm径ダイナミック |
通話マイク | 左右6基 | 左右4基 |
接続方式 | 無線 | 無線 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
Bluetoothチップ | QCC3072 | ー |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX Adaptive, LC3 | SBC,AAC |
連続再生(イヤホン) | イヤホン:9時間 ケース本体:35時間 | イヤホン:9時間 ケース本体:36時間 |
急速充電 | 10分で2時間使用可能 | 10分で2時間使用可能 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
充電端子 | USB-C | USB-C |
操作方法 | タッチ | タッチ |
ノイズキャンセリング | -43dB | -40dB |
低遅延モード | 40ms(0.04s) | 38ms |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
重量 | イヤホン:9g ケース本体:36g | イヤホン:10g ケース本体:45g |
サイズ | 11.99 x 8.99 x 4.7 cm | 12 x 9 x 4.6 cm |
その他 | アクティブノイズキャンセリン,外部音取り込み ,マルチポイント,ゲームモード,専用アプリ対応,装着検知 | アクティブノイズキャンセリン,外部音取り込み ,マルチポイント,ゲームモード,専用アプリ対応,装着検知 |
保証期間 | 12月間のメーカー保証 | 12ヶ月保証+3ヶ月条件付き |
総じて、音質は強くは求めないけれど価格を抑えて機能を優先したいかに向いているイヤホンです。
Tranya公式サイト
公式Twitter(X):Tranya-Japan(@tranya_japan)
Tranya Nove Liteのデザインと同梱品
外箱は化粧箱の造りをしたシンプルなデザイン。箱は全面ホワイト一色となっています。
外箱の中身を開梱すると以下のモノが同梱されています。
Nove Lite本体
充電ケース本体
イヤピース
充電ケーブル
取扱説明書
デザイン
充電ケース本体はホワイト一色の丸型でシンプルなデザインです。正面中央のLEDはインジケータとなっており充電状況を把握できます。
緑:50%~100%
オレンジ:10%~50%
赤:5%~10%
裏面のヒンジ部分にロゴが印字されています。
充電ケース本体の内部は、内側の上部に技適の表示を底にはイヤホン本体を充電させるための充電端子があります。イヤホン本体は、スティックタイプのデザイン。先は好みのイヤピースを装着可能で、密着度や音質を変えることが可能です。
側面のロゴ部分はタッチセンサーを採用。電源ON〜再生、通話などをワイヤレスで操作が可能です。底は充電するための磁気を搭載。垢や汚れがあると充電不可に繋がるので定期なメンテナンスが必要です。
充電ケースの重さは10g、イヤホンの重さは35gで、合わせた総重量は45gになります。
Tranya Nove Liteレビュー
ここからは、Tranya Nove Liteを実際に使ってわかったことについて紹介していきます。
- アプリで細かい設定ができる
- 臨調感と音圧強めの迫力ある音質
- ワイヤレス・急速充電ができる
- カラーはベージュ色のみと選択ができない
- aptXやLDACに非対応で高音質ではない
- タッチセンサーの感度が良く誤動作しやすい
Tranya Nove Liteの音質
開封前のイヤホンの印象は、Tranya Noveの廉価阪であり、正直に言ってそこまで音質は期待していませんでした。
しかし、実際に聴いてみると籠りはなくしっかりした厚みのある低音に、キツすぎず中低音に彩りをしっかり添えるような高音の鳴り具合に驚かされました。
また、カスタムEQもアプリで可能であり、EQの標準設定でもバランよく聴こえるように調整されている点は価格帯以上の音質と言って良いでしょう。
と言いつつも、音量を最小にしてもわりとしっかりと音量がとれているので、繊細な音の響きや小さめの音量
が好きな方にとっては好みが分かれるイヤホンです。
低音 |
中音 |
高音 |
アプリ調節なしで十分魅力のある音楽を楽しめます。
ノイズキャンセリングを試してみる
ノイズキャンセリング機能は、比較的マイルドな消音効果。2万円台のイヤホンと比べると効果は物足りないと言えます。例えば、空調の音などは適度に抑える効果がありますが、TVの音声や人の声などはかすかに入り、はっきり分かる言葉ではなく雑音のように聞こえます。
またハイブリッドとうたわれているように、周囲の環境に合わせて調節するため、利用直後は効果が遅れることがあります。この辺りは、アクティブノイズキャンセリングと機械的な処理が違い戸惑う方がいるかと思いますので留意が必要です。
とはいえ、6,000円以下である程度の効果を発揮してくれるのは間違いなく、外部ノイズを除去しサウンドを快適に楽しむことができるのは事実です。Tranya Nove Liteは安価でノイキャン性能付きのモデルを求めている方にピッタリなイヤホンです。
外音取込み
Tranya Nove Liteには、外出時に便利な外音取り込みを搭載しています。その効果は、切り替えはスムーズで音質は自然で聴きながら周囲の音も取り入れてくれるので、歩きながら音楽を楽しむことができます。
また、室内であれば、家族の声を聞き取れるほどなので、家事や作業をしながらでも、好きな音楽を楽しむこともできます。ただし、ノーマル→ 外音取り込みでは違いを感じませんでしたが、ANC→ 外音取り込みへの切り替え時では、はっきり違いを感じることができる印象です。
この辺りは個人差があるかもですが、筆者は、日中の作業や家事の最中に欠かせないほど重宝する機能となっています。
イヤホンの装着感
ファーストタッチは、痛さや痒みなどを感じない自然な装着感でした。耳への負担は少なからずありますが、長時間つけていても気になりません。音漏れも少なく、公共交通機関など人混みが多い場所などさえ注意できれば、高音質のサウンドを楽しむことができます。
着け心地の良さに着けていることを忘れてしまうことも・・・
とはいえ、うどん型のデザインは激しい運動時に外れやすいのがデメリットです。安価で外れにくいイヤホンをお探しの方よりも、どちらかと言うと自宅や通勤など振動が少ない用途を考えている方におすすめなイヤホンと言えます。
2台同時接続のマルチポイント対応
Tranya Nove Liteには、2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント接続に対応しています。
例えば、パソコンとスマホを同時に接続しておくことで、スマホで音楽を聴いていたときに、スマホ側での音楽を停止して、PCで音楽再生を始めるだけで自動で切り替わります。
普段は余り使いませんが、スマホのバッテリーがなくなった時や、家族と通話する際に重宝する機能で、音楽を聞きながら作業する方におすすめです。
Tranya専用アプリでより音を楽しめる
Tranya Nove Liteは、専用アプリ「TranyaAudio」と同期することで、より細かい設定が変えられるようになります。
例えば、臨場感のある音作りのイコライザーはプリセットまたはカスタマイズが可能で、曲や気分によって楽しむことができ、ボタンの設定も細かく変更が可能です。
タッチ操作を無効にすることもできるなど、自由度が高いのがこのアプリの良いところで、遅延を減らせるゲームモードも遅延が抑えてくれるので、普段から映画や映画などのコンテンツをワイヤレスイヤホンとスマホでよく見る方と相性が良いと言えます。
Tranya Nove Liteの操作方法
イヤホンはタッチセンサを採用。操作性は軽く反応が良いのではじめての方でもすぐになれる印象です。
Tranya Nove LiteのUIの反応は素晴らしいです。
下記にイヤホン操作について簡単に紹介させていただきます。
音楽再生 | 操作方法(デフォルト) |
再生/停止 | L or R側を1回タップ |
曲送り | L側を2回タップ |
曲戻し | R側を2回タップ |
音量を上げる | L側を3回タップ |
音量を下げる | R側を3回タップ |
ANC・外音取り込みモードの切り替え | L or R側を1.5秒タップ |
ペアリングモードへの移行 | イヤホンL or R側を長押し |
通話 | 操作方法(デフォルト) |
電話を受ける | 着信中にLまたはRを1回タッチ |
着信拒否 | 着信中にL or R側を1.5秒タップ |
通話終了 | 着信中にLまたはRを2回タッチ |
Tranya Nove Liteのよくある質問
ここでは、Tranya Nove Liteによくある質問についてまとめてみましたので紹介させていただきます。
Tranya Nove Liteレビューまとめ
この記事は、「Tranya Nove Lite レビュー| 6千円台なのにANC・外音取込を搭載した高機能な完全ワイヤレスイヤホン」について書いてきました。
Tranya Nove Liteをまとめると!
Tranya Nove Liteの特徴
- 最大40dBのハイブリッドアクティブノイズキャンセリング
- 外音取り込みモード・マルチポイント機能搭載
- 12mmダイナミックドライバ搭載
- 生活防水レベルのIPX5に対応
- EQ対応の専用アプリ「Tranya Audio」でカスタマイズが可能
- ワイヤレス充電と最大32 時間の音声再生が可能
- 38ms(0.04s)まで減らす低遅延ゲームモード
Tranya Nove Liteのメリット・デメリット
6,000円台で、ノイズキャンセリング、外部音取り込み、マルチポイント機能などほぼすべての機能を搭載したコスパの高いイヤホン。
下手に安価なイヤホンを選びよりも高音質で使い勝手が良いのは間違いありません。もし、イヤホン選びに悩んでいるのならTranya Nove Liteを選んでおけば後悔しないと言えるほど、十分に楽しめるイヤホンです。
この記事をよんで少しでもイヤホン選びの参考になればうれしいです。
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